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2016.02.02
2016年2月1日。国際協力機構(JICA)横浜国際センターの実施する研修の
日アフリカ・ビジネスウーマン交流セミナーの講義と実習を、
ハーストーリィプラスで委託を受け開催をいたしました。
1月24日から2月6日の14日間で、横浜・広島を中心に、アフリカ人の女性起業家の17名が研修として
各地を訪問し、見学したり、講義を聞いたり、弊社のように講義とワークを行う学びをされます。
2月1日午前は、湯来町で研修を受けられた一行は2時半に会場のハーストーリィハウスにいらっしゃいました。
今回の目的は、女性起業家の取り組みとして、ハーストーリィプラス代表取締役のさとうみどりが講義を行います。
その後、8名の広島のモノづくりを中心にした女性起業家の皆さんと共に、グループワークを行っていただく内容です。
ご参加いただいた日本の方は、
前川すずみさん(前川農園)、岩本早弥香さん(ゆとりらぼ。)、福居良子(シック)、国政公美さん(tectec)、櫻木直美さん(株式会社マアル)、栗栖弘美さん(クリスメイド)、宮崎麻美子さん(ビアンスール)、浜口緑さん(株式会社リシュラ)
どの方も、ファッションや食の分野で起業されている方です。講義の後に、グループワーク。
具体的にアフリカの参加者の扱っている商品と、日本の参加者の扱っている商品を、それぞれ相手の国で
売れるにはどういう視点が必要かという意見交換をする内容です。
さっそく集合後さとうみどりの講義です。
ハーストーリィプラスの女性目線の企画の考え方、ものづくりで大切に考えていることをお話します。
通訳さんが訳してくれながらの講義です。(実は2年前も講義だけを請け負ってお話をした経験があります)
後半のグループワークは、Aグループ(アフリカ人8名日本人4名)とBグループ(アフリカ人9名日本人4名)
に分かれて移動。
自己紹介をして、具体的な商品について、goodポイント(good!)、改善ポイント(+α)を意見していきます。
Aグループの商品はアフリカの商品としてレザーバック、日本の商品として、マアルさんのショーツ。
Bグループの商品は、アフリカはミシン・ドレス、日本はリシュラのベビーバック。
Aグループのファシリテーターは、ハーストーリィプラスのシミズです。
商品は、エチオピアのレザーエキゾチカ製造販売社の「レザーバック」。
オーガニックフードで育った牛や羊の良質な革を使ったエチオピアの伝統的なティレット柄を現代風に
デザインをしたバック。
右手のブルーの服を着た女性がマネージャーのエブレ メロン シードさん。
具体的な作り方や特徴をお話され、もしも日本で販売するなら、どうしたらよい?という意見を
日本参加者から聞き出します。
日本の商品、マアルさんのショーツを、櫻木さんが説明をします。
サンプルを手に取り、その感触やデザインを関心もって手に取る参加者の皆さん。
形や色、デザインに、びっくり!
感想や意見を一人ずつワンコメント。通訳を介しながらですが、生の意見を聞けて、笑顔も。
Bグループのアフリカの商品は、ザンビアのFAYデザイン社 デザイナーのムルンガ フェイスさんの持ち込む、ミシン・ドレスです。
実際のドレスを見せて、日本の参加者の皆さんにも触ってもらっているところ。
どういうシーンで、誰が着るのか、どのくらいの販売価格なのか
説明をしてもらい、日本で販売するなら・・・と仮定をしたうえで
参加者の方に意見を出してもらいます。
ビアンスールの宮崎さんが、コメントを。実は事前に商品情報を送っていたので
予めいろいろと考えてくださっていたようです。
グループワークで、気づいた意見を
goodポイント、改善ポイントとして一言ずつ書いてもらったコメントを
はりだします。
最後に全員が集合をして、総括の時間です。
Aグループのまとめをハーストーリィプラスのシミズが発表。
Bグループのまとめを、ハーストーリィプラスの佐藤がコメント。
参加していない他のグループの商品やまとめの意見を共有しました。
興味深く聞いているアフリカの皆さん。
日本の参加者から、2名に感想をいただきました。
こちらは、感想を話されているクリスメイドの栗栖さん。
アフリカの方も代表でご挨拶。女性がこのようなビジネスの場で活躍することは
すばらしいですと日アフリカの女性起業家の活躍について評価をされていました。
時間はあっという間に過ぎ、2時間半の研修は終了。
日アフリカの参加者の皆さんで記念撮影。
デザイナーのムルンガさんと、残った日本人参加者の皆さんが記念撮影。
もう友達ですね!
アフリカの皆さんは翌日も広島で研修を受け、3日からは東京にもどって2月5日までの研修を受けられる
スケジュール。
短い時間ですが、ご一緒の時間をすごせて、大変貴重な体験でした。
文化や考え方、歴史は違うので、価値観は違って当然ですが、女性としての共通点はいくつか
感じられる瞬間がありました。
この機会を貴重な体験として、無意識のうちに何かに役立てていることと直感しました。
カテゴリ:マーケティング, 講演・セミナー・その他