【絆】第20回 田中先生の育児子育てなんでも相談室 安心の一言
9月14日(水)の午前中、第20回目の田中先生の育児子育て何でも相談室を開催しました。
4月6月はお休みとなったため、久しぶりに田中先生にお会いでき、
「あれ?痩せた? 久しぶりだから」と、先生、リップサービスもグッドです!
今回のテーマは、「楽しい食事、好き嫌いについて」で、こどもの食事に関してお悩みを
相談してみよう!という内容でした。
いつもは先生の講義風お話が前半にあって、後半でフリートークなのですが
今回は、先生から講義はなくて、皆さんの食に関する質問やご相談に答えて
後半はテーマに限らず自由に相談やお話をしましょうという提案がありましたので
そのスタイルで進めてきました。
参加者は4名。それぞれの子育て中に感じる食の疑問について、
田中先生が優しい笑顔で答えてくれます。
参加者のお悩みは、
・好き嫌いがあって、幼稚園の給食はものすごく時間がかかり、本人も「楽しい食事」とは
ほど遠い状態。途中で食べるのをやめさせたらいいのかどうか。
・家では食べないので、保育園でしっかり食べさせてもらえると期待している保護者の方。
そのお子さんは、保育園で1時間かかって食べている。かわいそうなのだが、どうするべきか。
そういう質問に対して先生は、
・あまりお母さんがこだわらないほうがいい。家なら時間を区切って、食べさせて
あとでお腹がすけば、補うようにするなどして、お母さんが食べさせなけなければならないという
気持ちを落ち着かせる
・集団生活では、困るがそれもずっと続くものでないので、本人の努力を待つ
・もしかするとお兄ちゃんという立場でさみしさを感じているかもしれない。
お母さんが、少しでいいから、お兄ちゃんと触れ合う時間をもつと、安心して
食事も変化がみられるかもしれない。
・大事なのはお母さんが、「どうしても食べさせないといけない」という感情をひかえること。
・子どもの成長はスキップ(飛び級)はない。必ず子どもは段階を経て、成長する。
遅い、早いは子どもの成長のスピードでさまざま。遅くても、段階を経ていれば
問題はない。
・今は、今しかない(子育ては、今しかない)
このようなお話をしてくださり、参加者の皆さんはみんな、安心して
ほっとした表情をされていました。
「ネットでいろんなことを調べられるけど、情報が多すぎて。しかも、深刻な症状になって
しまって、とても不安になってきます。」
という感想を言われる方に先生は
「ネットの情報は、責任をもたない意見もあり、うのみにすると危ない。せめて公共や公の
立場での情報だけにして、あまりネットの情報にふりまわされないこと」
をアドバイスされました。
後半は、食事のテーマではなく、兄弟間のこと、成長の発達段階のことなど
話題は広がり、とても充実した時間となりました。
ランチボックスを食べながら、もっとフランクに話し合う雰囲気もできて
今回とても交流的な相談室になったと思います。
参加者の感想から
●先生の優しい口調で相談にのっていただけたので、とても心が軽くなりました。
●少人数で気になっていたことをたくさん聞くことができてよかった。
テーマに限らず質問できたのもよかった。先生の雰囲気がとても話しやすくよかった。
先生に対面で答えていただけるので、安心感があった。
●子育て真っ最中のお母さん方の本音が聞けるのも、勉強になります。田中先生のお人柄もあって
アットホームな雰囲気で楽しかったです。
●とても参考になりました。テーマだけでなく、いま、抱えている子育ての悩みもお話を聞いてくださり
ほっとしたところがありました。先生のようなしっかり優しく応えてくださるお医者様に出会えて、
本当に感謝しています。
このような先生と、参加者どうしも交流や情報交換ができる場は
なかなかありません。次回11月も開催をぜひしたいと思います。
アレルギーで皮膚が大変な症状だったお子さん。お母さんに、5分だけでもいいから、
子どもさんと触れ合う時間を作ってくださいとお願いをしたところ、症状が時間をおって
収まって完治した事例を説明している田中先生。
子どもが親との触れ合いを願い、満たされることがとても大事だというお話でした。
兄弟のかかわりについて、トトロのお話。これは何度聞いても参考になるお話です。
参加者の中でもっとも年齢が若い子ちゃん見つけた!
よい子で一緒に過ごしてくれて、ありがとう!また来てね!