親と子の働（はたらく）をテーマにしたイベント開催やイベントのレビュー情報です。「子どもカフェ」イベントやママの為の就業支援セミナー、ティーン向けの職業体験講座などの取組を実施しています。

【働】11月14日(木)『はたらく。』を見て学ぶツアー　開催報告レポートvol.1

レポート情報

2019.11.27

お天気に恵まれた11/21、3回目になる企業見学ツアーを開催。今回は16名の参加者さんとともに、広島駅から出発しました。

まずは西風新都にある「株式会社ヤマサキ」様からスタートです！

きれいな建物は、大きくて立派！フロントに化粧品や入浴剤など自社製品が並べてあり、女性ならこれだけで働くのが楽しくなりそうだなぁと思わずテンションが上がります。

社員さんたちが温かく出迎えて下さり、まずは皆で記念撮影。

その後は順番に生産ラインを見学させていただきました。

化粧品の充填や商品発送を扱う生産ラインは、どちらかというと「黙々と仕事をするのが好き」という人に向いているそう。

初めてだとちょっと戸惑うのでは？と考える人もいるかもしれませんが、例えば商品を箱詰めするピッキングルームでは、デジタルピッキングシステムというオートメーションに近いシステムを採用。以前は商品名を覚えて選ばなければなりませんでしたが、このシステムを取り入れたことで、コールセンターの情報がそのままピッキングルームに届くため、商品の入れ間違いや誤送が格段になくなったといいます。

「ここで時短ができれば、人の手による作業をより丁寧に行うことができるので」という言葉にも大いに納得しました。

また、その後見学させていただいた研究開発の部署でも新たな発見が。

「理系出身者しか難しいと思われがちな部門ですが、実はそういうわけでもないんです。商品開発に興味があってものづくりをしたいという人なら大丈夫。ただし、できれば几帳面な人がいいですね」という工場長さんの話に聞き入ってしまいました。

できあがった試作品は社員がモニターとして使用し、そのアンケート結果を回収して試行錯誤を重ねるそうです。

美容に興味のある人にとっては、すごくやりがいがありそうですよね！！

見学を終えた後は、2グループにわかれて交流会を開催。

それぞれのグループに社員さんとパートさんが参加してくださり、仕事内容ややりがいについて話してくださいました。

参加してくださった社員さん・パートさんは全部で4名でしたが、1名の方が新卒で3名の方は中途採用や転職組だそう。3名の方が口をそろえて言うには、「家庭や子育てと仕事のあり方に悩んで転職したけど、ヤマサキでやっと望むような働き方に出合えた」ということ。

取得方法は異なりますが、社員さんパートさんともに有給休暇があり、子どもの急な病気や学校行事の際もお休みがスムーズに取れるそうです。

「インフルエンザなど子どもの休みが長引きそうな場合は？」と参加者さんから質問が出ましたが、社員さんの場合、有給休暇がなくなっても看護休暇という制度がととのっているそう。「ただ、有給休暇もそれなりにあるのでなくなることはまずないですし、時間単位で取得できるのであと何日しかないってことにはほとんどならないですね」と、にっこり。

この説明に、現在働いている参加者さんは、自分の勤務先と思わず比較してしまう人もいたようでした。

パートさんについては、「ライフスタイルに合わせることができる」のがもっとも魅力のよう。「子どもが小さい頃は時短勤務で働いていましたが、ある程度大きくなって手もかからないようになってきたので、今は土曜勤務もしています。ちょっと時給が高いんですよ」と笑って話してくださいました。

これからは親の介護や自身の体調など、また時短を選ぶ時がくるかもしれない…という話に、共感するところがあるのか、しきりにうなずく参加者さんの姿が多く見受けられました。

「人間関係についてはどうですか？」という質問には、工場長さんが面談について説明。

どこの職場でも多かれ少なかれ存在する人間関係の問題ですが、ヤマサキさんでは個別面談をこまめに実施することで気持ちのはけ口や解決策を用意するのだそう。

「ミーティングという場で問題を提起すると、さらにこじれてしまうこともあるので… 個別に話を聞いて、問題があれば部署の異動やシフトの組み方などを検討しています。ただ“とりあえず聞いてほしい”っていうだけの人もいるので、話してスッキリしてしまうこともあるんですけどね」と笑顔を見せる工場長さんの話に、ここは間違いなく温かい雰囲気の職場なんだろうなぁと感じさせられました。