オヤとコと。

家族の暮らしとコトづくり。

【働】1月23日(木)『はたらく。』を見て学ぶツアー 開催報告レポートvol.1

2020.1.31

先輩「はたらきびと」の現場を見ることで、自分の中にある“働きたい”気持ちを引き出す企業見学ツアー。1/23、いよいよ最終回の第5回目を迎えました。

今回は尾道駅前のバス停に集合、11名の方が参加してくださいましたよ!

 

バスに乗り込んで、まずは尾道市土堂にある「株式会社 ディスカバーリンクせとうち」様へ。ツアーチラシの企業紹介文に載せているように、「まちが失ってはいけないもの、可能性を見出して事業を通して表現すること、せとうちの未来を育てていくこと」に取り組む地域事業サービスをされています。

 

具体的にはシェアオフィスを軸に、自転車レンタルサービス、デニム販売、鯛味噌販売などなど。色々されているようで、楽しみ♪

 

はじめにシェアオフィスへ伺いましたが、とにかくオシャレ!!

窓越しに海が一望できるフロアにはビンテージっぽいソファやテーブルが並べられていて、ここはオフィス?と思ってしまうほど。

 

利用する人はさままざまで、起業家の方、クリエイターの方、リモートワーカーさんやフリーランスの方などなど…

この日もパソコンで作業されたり、打ち合わせをしている方がいらっしゃいました。

コンシェルジュを務める後藤さんが中を案内してくださいましたが、奥にあるキャンパススペースは週末にワイン学や金継ぎ学など、色々な講座が開ける開放型の学びスペースになっているそうです。

そのほか、作業効率をあげるためのナップ(お昼寝)ルームやシャワー室まであり、とても自由な空間だなと感じました。

その後、ミーティングルームにて交流会を開催。

後藤さんが今の仕事に就くまでの経緯や仕事に対して大切にしている思いなど、存分に語ってくださいました。

とくに自分について、「好きなこと」「やってきたこと」「興味のあること」をカテゴライズして書き出した表は、働くにあたって、自分がやりたいことは何か?orできることは何か?を考えるのに、とても有効な手段だなと思いました。

また、「会社(組織)が働く動機」の中に「私が働く動機」を描き出した図では、“自分自身の働く動機”がなければ、会社が働く動機としても意味をなさないものなんだなということも、よくわかりました。

後藤さんの気さくな人柄のおかげで、場は徐々にリラックスした雰囲気に。

その後はONOMICHI U2のランチボックスをいただきながら、雑談のような感じで会を続けました。

「仕事」や「働く」ことについて迷いのある人が多くご参加くださっているこのツアーですが、中には起業して個人事業主として活動している方も。

そのような参加者さんにとっては、シェアオフィスの仕組みや事業者さん同士が交流できる場自体がとても参考になったようで、宣伝活動や人とつながる方法について積極的に質問、発言されていました。

また、「働くというと、事務や接客、サービスなど一般的なものしか思いつかなくて… でも、その中にもやりがいを見つけたいんです」という参加者さんの言葉には、「まずは好きを探すといいかも」と後藤さんがアドバイス。

「とりあえず仕事にならなくても、自分の好きなことはなんだろう?例えば映画を観ることなら、何人か集めて鑑賞会を開くなどしてはどうですか?そこから人のひろがりや、自身の“これ、やりたい!”が見つかるかもしれませんよ」と教えてくださいました。

 

後藤さんのお話を聞くにつれ、終身雇用が当たり前ではなくなってきている現代、“自分軸”で、枠にとらわれない働き方をチョイスするのもありなのかもとしみじみ考えさせられました。

ひとつの働き場所でなくてもいい、必要とされるところに複数労働力を提供できる働き方、もしくは今あるものの中(場や価値観)で探すのでなく、自ら何かを作り上げていくこともできるのかも…

今まで訪問した企業様とはまた違った視点で、「働く」について考えさせられる会となりました。

バスに戻る途中、ディスカバーリンクせとうち様が運営されている『ONOMICHI DENIM SHOP』へ。

実はここ、いろんな職業の方が一定期間身に着けたユーズドデニムを販売しているんです。

保育士、美容師、漁師、お坊さん… 働き方によってできるシワや汚れは唯一無二。中でも溶接業の方がはきこんだデニムは、穴があいたり良い感じの色落ち具合で入荷するとすぐに売れてしまうのだそう。

…う~~ん、これぞまさに既存の概念に縛られないアイデア!!!

貴重なお話を聞かせていただき、なんだか心にスーッと風が通ったような気持ちで、ショップを後にしたのでした。

 

長くなりそうなので、vol.2へ続きます^^

Archives

PageUP