トップページ > 今日の「オヤとコと。」:青梅の季節
2016.06.18
青梅の季節がやってきました。
私がこどものころの我が家の常備薬はまさに梅酢。
流しの下の暗いところに黒いふたの大きなガラス瓶が入ってて
小さなレ―ドルで・・・・なんて上品なものじゃないな,お玉杓子で取り出す母をよく覚えている。
おなかがいたくなったり具合が悪くなると必ず飲まされていたものだ。
酸味の強いモノが苦手の幼ない頃
コップ3mm程度のその酸っぱい梅酢を飲むのにかなり時間をかけていた思い出がある。
「コレ、飲んでおきなさいよ」と母から差し出されるコップを前に置き
息を止めて、決意を決めて”エイヤッ”と飲むと
不思議なものでカラダの中からスーーっと何かが出て行く感じ。
おかげで薬知らず、病気知らずの子ども時代だった。
青梅を見るとそんな母とのやり取りを思い出す。
そんな家に育ったはずなのに、
青梅の付け方を学ばずして今に至った。
今は、梅酒が常備されてウチにある。
ありがたいことに、昨年までは友人が今年からは婿が一生懸命梅をつけてくれる
そろそろ自分でもと思う今日この頃。