トップページ > 今日の「オヤとコと。」:巻きずしの具の香りとカキフライ
2014.01.03
さとう家の実家はお正月に30名くらい大勢のお客様が毎年訪れる家。
その方々が気軽につまめる母お手製の酢の加減も抜群のあなご入り巻きずしが我が家のお正月の定番メニュー。
大晦日のお昼過ぎからかんぴょうの炊けるにおい、あなごの焼ける香り、卵の焼ける香りが家じゅうに。
寿司飯の香りとともに準備万端になって行きます。
キッチンでは紅白歌合戦をラジオで聞きながらひとり母は黙々と巻きずしをまき始め浅い木の箱(おもちをついたあとならべていくばんじゅうのようなものです)2だんくらい巻き上がったお寿司がならべられていきます。
お正月まで待てない私はきれはしのところをいただきながら紅白歌合戦を見ていたものでした。
お正月のお客様に木の箱から1本づつ取り出されお皿に盛られていく巻きずし、
”家族には何本残るかなー”とお年玉をもらいながら木箱を見に行くというお決まりのお正月の絵図。
お客様が帰られた後は巻きずしと家族のためにあげるカキフライ。
元旦の夜の定番メニューでした。
幼き頃の母の味を懐かしく思う今日この頃です。
さて、今のさとう家の定番は?んーー、仕事をいている母の元で育った娘たちは思い思いのおせちをつくっているようです。
2014年お正月のおせちは次女作の我が家のおせち、和洋折衷のパテあり、伊達巻ありのおいしいおせちです。