トップページ > 今日の「オヤとコと。」:10年以上前の話はするな、病気の話はするな・・・本の帯の言葉が心にしみる
2015.06.20
50歳前半になるグループ会社社長と東京で見聞を深めるツアーをここ何年か行っている。
25年前に会社に誘い10年前、SHOP部門を独立させるときに社長に任命、
今ではリアル5店舗とWEBSHOPの運営で繁栄する優良企業へとなっている
お互い女性で経営者50代と同じ立場での話が通じる、家族のこともすべて話せる気の許せる友人。
40代のころは前ばかり向いた話を時間許す限りしていたなー
今週、東京を巡るツアーを決行、2日間一緒にしゃべりまくった日々を過ごした
もちろん主は会社経営の話、「次世代のリーダーの育て方」を真剣に語り合いお互いのこれからの方向を考えた。
しかし・・・それ以外の話の内容が変わってきているのだ。
「最近50肩の具合どう?」からはじまりお互いの病気自慢と身近なおくやみお話で盛り上がる。
私ときたら聞かれもしないのにちょいちょい孫の写真は見せるわでまさに「老人」への扉を開けて一歩踏み出した会話で持ち切りではないか!
1日目の夕食はSHOPのブランド作りをお願いしている若き男性デザイナーおふたりとご一緒させていただくという
新鮮な場も設けていただいた。
のにもかかわらず・・・・
25年前の立ち上げ当時の話、「あの時は面白かったよねー」の過去振り返りの話で盛り上がった
というかきっと盛り上がったふりをしてくれたに違いない・・・
次の日蔦屋家電を視察に行った
二人同時に足を止めたコーナーに「はじめて老人をむかえるあなたへ」のタイトルの本が置かれてて
帯にはこの2行が入っていた「10年前以上の話はするな、病気の話はするな」
米国の心理学者が書いた本に老人予備軍のふたり、帯だけで納得
心にささるフレーズで二人して顔を見合わせ大笑いをしたのである。