兄弟の性格は、まったく違うものだということに、ささいなことで気づかされます。

兄は、明るくて優しい性格をしていますが、リーダーシップをとって、人をまとめてぐいぐい引っ張る性格ではありません。どちらかというと外側から、縁の下の力持ちのように、支えているタイプ。

弟は、同じく明るい性格をしていますが、兄よりもっと自分勝手で自己中。ただ、なぜか人が集まって、頼りにされ、気が付いたら、まとめ役をやっているようです。決して世話好きでも何でもないのに。

兄は合唱祭や体育祭で、熱く燃えることはなく、淡々と歌って、スポーツをする。「楽しければいいんじゃないの？勝ち負けに熱くならなくても」とクール。

一方、弟の方は、今月合唱祭があるのですが、誰も指揮者を引き受けてくれなくて、周りから推薦をうけて、どうしようもなく引き受けたといっていました。

いよいよ今日は、合唱祭の全体リハーサル日。

昨日の夜、学校で借りて帰ったCDをかけながら、遅くまで指揮の練習を一人部屋にこもってしていました。

「母さん、ちょっと来て。後姿を映して」と頼んできて、どうも観客席から背中を見られるその指揮者姿をチェックしたいというのです。

スマホで映してあげた動画をみて

「なるほど、ここがずれるねー。」

「おれ、頭がでかいんじゃね。ま、いっか。」

など、独り言を言ってました。

 

いい加減なやつかと思っていましたが

YouTubeで、同じ曲の指揮者の振り付けを研究し

アレンジを加えたり

「指揮であっと差をつけて、他のクラスを委縮する作戦に出る」と今朝、朝食の時に家族に言い放って家族の笑いをとっていました。

 

けっこう、熱くなるタイプだったのか？と意外です。

合唱祭は、19日。

もう少し部屋にこもって指揮者の練習をする弟の様子を見守ってみたいと思います。

 

fuku