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今日の「オヤとコと。」

fukuのオヤとコと。

2017.01.12

街のガラス屋さん

先日の祝日の午後。
ガシャーンという音がして、家の倉庫の小窓のガラスが割れてしまった。
隣の空き地で夫と息子が、久しぶりにキャッチボールをしていたら
投げそこね、受けそこねて、家の壁側にある倉庫の窓に命中した。

お休みなので、ハウスメーカーさんもガラス屋さんに問い合わせしないとすぐの修理が可能か
わからないといわれる。
それなら、直接ガラス屋さんに電話をして聞いてみたらいいのでは?と、
ご近所のガラス屋さんを調べて電話をかけたりしていた。

・・・

私が小学生のころ、住んでいたアパートの前には、倉庫があって
道路からその倉庫の壁に、子どもたちが、ボールを投げて投球の練習やテニスの壁打ち、
バレーボールのアタックの練習などに活用していた。

私の弟も少年野球チームに入っていたので、毎日倉庫の壁で投球練習をしていた。
投げた球が返ってくるのを、キャッチ損ねると、道路の反対側に面している
並びの家の玄関ガラスや窓に当たり、何度も割ってしまった。

弟は熱心な野球少年だったので、並びの家のほとんどすべての
玄関や窓ガラスを、割り続けた。

そのたびに、母は割れたおうちの方にお詫びをしてすぐに、近所のガラス会社「丸子硝子株式会社」にお願いして、修理をしてもらっていた。
同級生のおうちが営まれている会社ということもあり、よくお世話になった。

「母さん、また割ってしまった・・・。」
と情けなさそうに報告する弟に
「また丸子硝子さんに電話せんといけんねー」と、いう具合だった。
5、6回はお願いしていたと思う。

・・・

そんなことを懐かしく思い出しながら、
「ちょっと丸子硝子さんに聞いてみるね」と、お父さんの代から社長を継がれた丸子くんに
お電話をした。
今はガラスだけでなく、デイサービスなど多方面に事業を広げているので
今も個人宅のガラス修理もされているかな?と気になって
聞いてみたら「大丈夫よー」

「今日は祝日で人がおらんけど、明日なら大丈夫よー」

そういって、翌日の修理手配をしてくれた。

我が家の割れた窓ガラスは簡単な仕様なものなので、すぐに修理もできたし、
良心的に対応してもらって、安心した。

あの頃は、丸子くんのお父さんも、社員さんが出払ったときは
弟が割ったガラスの様子を見に来てくれていた記憶がある。

息子の代になっても、個人宅の割れたガラスの修理に、これからも対応してくれると
うれしいことだと、しみじみ思った。

同級生の友達も、きっとみんなそう思っていると思う。

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