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2014.07.09
今年のヒロシマ・ピースフォーラム
という取組に参加しています。
広島市立大学の講座を兼ねている為
幅広い世代の参加者と多様な講師陣のお話を
聞けるオモシロイ企画です。
毎回班ごとにディスカッションも行うのですが、
普段大学生との交流がほとんどないため新鮮。
平和について考える講座ということもあり
真面目?な学生さんが多いという気がします。
毎回、大学生からのシニア世代までの10名くらいのグループで意見交換を行うのですが、
参加者最高齢の91歳のK高さんの言葉が忘れられません。
「若い人たちががんばらなきゃダメ!」
普通に大人たちから言われたら反感を買うような言葉でも、
90代の被爆者からの叫びは心の奥に響きます。
被爆者として最近ようやく証言する気もちになったこと。
これからの世の中に10代、20代の若者のチカラこそが問われている。
自分達の経験、ヒロシマの思いを託したい。
という正真正銘の生の声がパワフルに届いてきます。
親から子ども世代へ、子から孫世代へ。
ワタシ達はもちろんですが、
直接、学生さんたちに伝わるコト、そしてその思いにはとても重みを感じます。
広島に住んでいると日常的に「平和」という言葉があふれ
摂取過多、消化不良だという声をよく聞きます。
が、これから1ヶ月は特に「平和」について考える機会も多くなります。
広島に住むワタシ達の役割、できることを改めて考え、行動に移せたらと思います。