トップページ > 今日の「オヤとコと。」:一生の思い出。
2017.02.10
先日、娘たちのピアノの発表会がありました。
今年の春から習い始めたので、初めて参加する発表会。
この教室では、初めて参加する生徒はお父さんかお母さんと連弾をするのが習慣になっているそうです。
そもそも、唯一の習い事として私が子どものころ続けていたピアノ。
私の母はピアノは弾けなかったので、娘が生まれた時には親子で連弾をするのが夢で、
「絶対にピアノは習わせよう!」と思っていました。
その夢が叶うと思うと、もう嬉しくて嬉しくて、当日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
夫からは、「お前が主役じゃないんだぞ。」と言われつつも、「何を着ようかな~。」とワクワクした数か月。
でも、ここまでの道のりは実際は大変でした。
長女4歳、次女1歳のころに通い始めた音楽教室では、
先生の言う事をなかなか聞いてくれなかった長女。
みんなで歌う時間にも、グランドピアノの下に潜り込んで出てこなかったり、
弾いてはいけない時にピアノを何度も弾いてみたり、トイレに行ったっきり帰ってこない・・・。
次女が動きまわる年齢だったので、私は一緒に教室に入っても次女につきっきりで、
当時は、実家から遠方に住んでいたため次女を見てくれる家族もいない。
終わりの時間になっても、みんなと揃って挨拶はしないし、
帰りには待ち時間用の遊び場で遊び始めて、何度呼んでも帰ろうとしない・・・。
注意するだけでなく、諭したり、一緒にルールを決めてみたり、いろんな工夫をしても、
翌週になって教室が始まると同じことの繰り返しで、
あの頃は、音楽教室の時間が来るのが憂鬱で仕方ありませんでした。
いつも音楽教室の帰りは、怒りで血管が切れそうなほどイライラしながら
歩いてマンションまで帰っていたのを思い出します。
それが、今では2人で連弾できるほど弾けるようになったなんて!
しかも、レッスンには1人で自転車に乗って行ってるんです!!
娘よ、成長したね☆
私の練習不足が気になりつつ迎えた本番でしたが、我ながら本番に強い私!
娘もそのDNAを受けついでおり、無事にミスなく弾くことができました♪
大きくなると親との連弾は嫌がるだろうし、私ももうこんな緊張するのは嫌なので、
おそらく最初で最後の親子での連弾になるなぁと思うと、一生の思い出ができました。
まだまだ先ですが、結婚式ではこのビデオを流してくれたら、お母さん嬉しいな~。