結婚してから、毎年お正月は1日か2日に実家に帰省していました。
遠くに住んでいる兄一家も帰省しているので、
子ども達にとってはお正月とお盆は、いとこが集って遊べる貴重なイベントです。

それが、今年は母が少し体調を崩しているということや、
年末年始に我が家のクルマがない事情などから、
初めて実家に帰省しないお正月を過ごしました。

私の実家はいわゆる本家で、毎年お正月やお盆になると
父親の兄弟たちがわんさか帰省していました。
しかも、父は8人兄弟だったので毎年その時期は大宴会が続くのです。

子どもの頃は純粋に「毎日ご馳走が食べられる」というのが楽しみでしたが、
その大宴会の支度をしていた母は、大変だったでしょうね。

とは言え、結婚し子どもができてからも、
美味しい料理をたくさん作って待っていてくれる母がいるので、
帰省する時はいつも上げ膳据え膳で甘えさせてもらっていました。

「お母さんが元気なうちは、孫の顔を見せに帰るのも親孝行のひとつ」なんて、
ちょっと甘い考えでこの年まできましたが、
さすがの母親も70代になり、少しずつ体力に衰えが出始めました。

「今年はもっと頻繁に母に会いに帰ろう。」

元旦に電話で母と話した後に決めた、私の今年のプライベートな目標です。

子ども達が喜ぶのももちろんですが、
娘である私が母と過ごす時間を大切にしようと思った、今年のお正月でした。