トップページ > 今日の「オヤとコと。」:登園の親子の姿
2014.11.18
中3の受験生の母の私。
全体懇談会に参加し、受験の手続きの説明をうけ、
提出書類の書き方など、クラス懇談にも参加して、お話を聞いていたにも関わらず
最終希望進路の提出用紙の記載方法を、間違えて、差し戻された息子。
その用紙は、提出日前日に、父親と息子が話し合って、書いていたもので
私は印鑑を押すだけの役割だった。
どこを第一志望にするかとか、第二志望とか、私立も含めて
専願あるか、なしか、そういうことまで、清書をする前にチェックし、
清書した後も確認して印鑑を押すべきことを、まったく確認もせずにいた私。
どれだけ、子どもの進学に興味がないのかと疑われそうなことをしていたと
大反省し、そのことで、朝から夫に怒鳴られ叱られることになった。
こんなことなら、仕事を辞めてしまえ!というのが口癖な夫。
そんなことはない、家庭と仕事の両立は自分なりにがんばっている、と悔し泣きをするのが常なのだが
さすがに、先生から話を聞いていたことだけに、注意力散漫だったことに
情けなく、落ち込んでしまう。
私は、家で子どものことでさえ、こんな始末だから、仕事をすることは、土台無理なんだろうか・・・・
ぼーっとしながら、自転車で通勤中、信号待ちの交差点で。
向こうから、自転車の前と後ろに、二人の子どもをのせて、
笑いながら、会話をしながら、自転車をこいでくるお母さんの姿が見えた。
お母さんは、片言を話す小さな女の子に、笑って話す。
「ちょうちょー」「え?ちょうちょ?ちょうちょに見えるね。」と空を見上げる。
「飛行機雲が見えたよー」と今度は、後ろの男の子に、声をかけている。
3人は、笑いながら、信号が青になったら、すすんでいった。
荷物の様子から、保育園に通園途中の親子のようだった。
その姿を見て、私も中3の長男が、保育園の時代に、あんな風に頑張っていたなぁ。
自転車の前にのせた息子の髪の毛が、風に吹かれて立ち上がり、私の顎のあたりにふわふわと、ここちよかったなぁ。
そんな子どもが受験を過ごしている今、私は何をやっているのかな、失敗ばかりして。
子どものそばにいて、母親として、大事な時がある。
その時に、どれだけ気にしてあげられるか、手を出さなくても、気を配ってあげられるかなんだけど。
失敗ばかりの母親。
やはり、悔し涙が出た、通勤の朝でした。